喫茶 野いちご

「いつか自分の店を持ちたい」
建て主の奥様は、旅先や散歩など行く先々で気に入った構えの喫茶店に立ち寄っては、そんな夢をふくらませていました。「気軽に立ち寄れる雰囲気の喫茶店って少ないですね。自分の店は、思わず入ってみたくなるようなお店にしたいです」。
設計者への要望は、「お客様と一緒に自分も落ち着ける空間」「気心の知れた友達が集う、サロンのような空間」というもの。
建設地は閑静な住宅街。これまでの街並みを壊さぬよう、既存の住宅部分との一体感を持たせつつ、植込やアプローチで店の顔を作った結果、ちょっとのぞいてみたくなる「隠れ家」のような雰囲気の店構えになりました。
奥様の立たれるカウンターや、趣味の花器を飾る棚など、一品物の製作家具デザインが設計者の頭を悩ませましたが、初めての喫茶店経営に向けた猛勉強と、建物お引き渡しに合わせて見事免許を取得された奥様の熱意に、苦労も吹き飛んだそんな作品です。
解説、写真、案内図、TEL

 
 
 
 

 

 

A邸

昭和58年築の住宅を全面改修しました。
階段ホールとリビングの間仕切りを取り払い、広くて開放的なリビングルームに。
階段手摺も現代風のスチール手摺に取り替え、オープンなイメージを演出しています。
リビングの続き間として設けた和室は、様式にとらわれないモダン調にコーディネート。
洋風と現代和風をバランス良く配し、昔の間取りにありがちだった閉鎖感と古くささも取り去りました。
何よりも、暖かい住まいを希望されていましたので、断熱仕様も現在の性能に合わせて改修。
古い断熱材を取り、新たに高性能グラスウールを充填。
気密シートも新設し、新築と同等の暖かさに限りなく近づきました。