住まいの防犯対策


平成9年頃から増え始めた、特殊な工具を使用して鍵穴をこじ開けるピッキング盗。その被害は都内だけも平成12年中に1万件が確認されています。防止対策として全国で約400万戸が新型の鍵に交換し、被害は一時沈静化していましたが、再び被害にあうケースが出始めました。「玄関ドアにドリルで穴を開ける」という新手の侵入手口が平成14年7月に初めて確認され、既に10月で1千件を超えています。ピッキング盗を上回る被害が予想されるため、防犯計画には十分な対策を考えましょう。

 

《戸建て住宅の防犯事例》
1階の掃き出し窓から侵入
1階の玄関から侵入
2階のバルコニー掃き出し窓から侵入
在宅の家への侵入

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警視庁調査によると、泥棒が犯行を締める所要時間は5分程度が半数以上であり、また、犯行にかける時間は10分程度という傾向が多く見られます。泥棒から見て入りやすい家とは?その防犯対策として何をすれば効果的か、次の例を参考にして自分の家を観察してみましょう。
@外灯がない、または少ない

昼間の空き巣ねらいを除き、防犯灯の設置されている家は調査数値の半数近くが避けられているようです。人を感知して点灯、自動消灯する機能のセンターライト(人間感知型自動点滅ライト)などは不在の時も防犯に役立ち、車庫部分にも効果的です。
A高い植木等がある。またはバルコニー下に足ががりとなるものがある。

樹木やブロック塀が家に接していれば、2階からの侵入に手助けをすることになります。窓は施錠の有無にかかわらず狙われやすい場所で、ドライバーやバール、ハンマーなどでガラスが破られます。ガラスの種類を見直し、衝撃に強い合わせガラスにする、窓ガラス用防犯フィルムを貼る、ガラスの破壊を感知して大音響を発するガラスセンサーを設置するなど、窓ガラスに工夫が必要となります。
また、バルコニー下などにある移動可能なものは撤去するようにし、死角のできない位置に移動しましょう。
B不在時は勿論、在宅時でも無人の部屋の窓に鍵をかける習慣をつけましょう。

格子付の窓だからといって施錠をしないと格子を外して侵入されます。一般的に1階のキッチン、浴室、便所などは、外からの視線も少なく、常時人がいる可能性の低い場所なので必ず施錠するようにしましょう。
また、勝手口も同じく危険な場所です。合わせて施錠を怠らないようにしましょう。
C窓には補助鍵を取り付けるなど、防犯設備を充実しましょう。

補助鍵は侵入行為に対して簡単で有効な対策です。取り付け位置は、クレセント錠とできるだけ離した窓枠の上部が有効です。
日曜大工店でも取り扱っているので相談してみるのも良いでしょう。
サッシの外れ止め調整
サッシのガラス戸を建て込んだ後、外障子の召し合わせ桓の上部にある外れ止めを上げて下さい。障子が外れにくくなり、防犯上有効です。

D玄関をツーロック(二重鍵)にしましょう。

外開き扉には防犯性能の高い箱錠や本締錠の2つを組み合わせたツーロックが最も有効的です。加えて、こじ開け防止対策済みのCP錠にガードプレートを取り付けるとより安心です。CP錠や新しいタイプのシリンダー錠(CP-C認定品含)などはピッキング防止の性能が高くなっています。扉センサーのアラームの設置も効果的ですがピッキングに的を絞った警報措置なので、地域の防犯傾向などを考慮した上で利用するようにしましょう。
お年寄りや小さいお子様がいる家庭では、玄関の内側に数種類の鍵がつくと操作の手間がおぼつかなかったり、手が届かなかったりするおそれがあります。最近のマンションに多い金属鍵に代わる鍵は、暗証番号方式や指紋判別方式などのオートロックや、カード方式など様々な電子ロック(電気錠)があり、二重鍵の玄関に対して侵入の可能性が極めて低い(警視庁調査)ので、比較してみるのもよいでしょう。
また、玄関にモニターテレビ付インターホンを設置すると、不意な訪問者を夜間でもはっきり映し出します。

E日頃から建物周囲を見直し、泥棒が侵入しにくい環境を整えましょう。

泥棒は侵入前に何らかの確認をします。監視カメラや補助鍵など目に見える設備の他に、カーテンや雨戸の閉まり具合(中が丸見えで在宅か不在か分かってしまいます。)、洗濯物の干し方、家の明かりなどから不在の時間帯を予測します。
・外出時は雨戸とカーテンを閉めるようにしましょう。雨戸に鍵がついている場合は利用するようにしましょう。
・旅行等、長期不在にするときには隣近所へ声を掛け合ったり、郵便物・新聞などの配達を止めるなどの注意も必要です。
・せっかく設置した機器は必ず作動スイッチを入れておきましょう。
・スキップフロアなどで外部に階段がある家は、上記Aにつながる可能性がありますので注意しましょう。

※万が一被害にあったときのために盗難保険に加入しておくのもよいでしょう。
※通帳、印鑑、カードはなるべく別々の場所に保管しましょう。
※合鍵を植木鉢の下や郵便受けに入れることは止めましょう。

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  • 警備保障サービス(訓練された警備員が自宅まで駆けつけます。)
  • ホームセキュリティー(空き巣や押し売り、火災やガス漏れまで警備会社が監視します。)
  • 赤外線警報器(見えない赤外線が防壁を作り敷地内を守ります。)
  • 防犯カメラ(監視を各住戸の人間が行います。)
  • 防犯センサー、防犯ベル(衝撃を受けたり、破壊されると大音響で警笛がなります。)(犬を飼っているお宅は飼っていないお宅に比べて効果的なようです。)

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